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ゲームレビュー
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という訳で新年一発目のレビューは,ニンテンドー3DS用ソフト「心霊カメラ〜憑いてる手帳〜」です.上のPVにありますように,このゲームにはARノートが付属しており,このノートをニンテンドー3DSのカメラを通して写すことでゲームを楽しむことが出来るようになっているのが特徴です.
ARノートは主に本編である「零〜紫の日記〜」で話を進めるために使用するのですが,この使い方が中々に面白いです.直接眼で見ても何も起こっていないのに,カメラを通してみることで変化が起こったり周囲に何かが出てきたり……立体視の効果と相まって,目の前で実際に何かが起こっているかのような錯覚が味わえるのが凄い新鮮に感じますね.ARと立体視の合わせ技がホラーと相性が良いことが窺える,とても興味深い内容になっていると思います.
特に面白いと感じたのが,自分の周囲に幽霊が現れたり,異世界を覗いた後に現実に今いる場所がカメラに映るとどこかほっとする,といったような「現実に今いる場所もゲームに組み込まれている」試みですね.現実とゲームを行き来しているかのような感覚もまた,中々に興味深いところです.
幽霊との戦いは従来の零シリーズ同様にカメラで撮影することで攻撃するのですが,幽霊がカメラを通して自分の周囲に映りこむこと,カメラをもって実際に見回すことで視点を変えることが出来ること,など今の自分の状況と連動したシステムになっているのも楽しいですね.その分,ある程度自分が動くことが必要ですので,それなりに広い場所でプレーすることをオススメしますが.その方が雰囲気が出ますしね.
本編の難易度には"それなりの難しさ"といったところでしょうか.ある程度敵のパターンを把握しないと攻撃を何度も食らってゲームオーバーになってしまう点は,従来の零シリーズと同じです.が一方で,見回しこそすれ「自分が移動して"回避する"」といった要素はないため,それが対処のしやすさと繋がって難易度を下げているような気がします.ストーリーの展開上でも,「自分が移動して手がかりを探す」必要はないですので,かなりサクサクとゲームが進行していきます.なので本編をクリアーするのにそれほど時間はかからないですね,人にもよるでしょうが一周3時間もかからない程度だと思います.
そのため,一応周回の要素や本編以外のミニゲーム的な要素もあったりしますが,ボリュームはそれほど多くないと思っていた方が良いです.安めの定価相応のボリューム,とあらかじめ思っていた方がよいでしょうね.
あと,もう1つ気になるのがARノートの扱いです.カメラで写す以上仕方がないことではあるのですが,ARノートを上手くカメラに認識させるためにはそれなりに明るい場所でプレーする必要があるんですよね.そのため折角のホラーゲームなのに,部屋を暗くして雰囲気を出してプレーするという楽しみ方が出来ないのが少し残念でした.あと,ミニゲームとかでも一々ARノートを認識させる必要があったりするのも,何度もプレーしようとした時に少し面倒に感じましたね.ゲームのシステム上仕方のない面はあるのだと分かるのですけどね.
ただし,撮影した時に変わったエフェクトがランダムで入る「ゴーストカメラ」では当然のことながらARノートは必要ないです.このゴーストカメラはやや一発ネタのような面は否めないですが,変わったエフェクトを入れたいときには使えるかもしれないです.変わったエフェクトの一例↓


こういう心霊写真的な恐ろしい感じの写真が撮れるわけです……え?これは幽霊的な怖さとは違うって?問題はむしろ被写t(略 (*'-')
全体としては,AR機能を使ったシステムは新鮮で凄い面白いけどボリュームを求める人には向かない,といったところでしょうか.個人的には「本体を実際に動かして被写体をファインダーに収める」システムが中々に良い感触に思えましたので,いつかこのシステムを使った零シリーズの本編がニンテンドー3DSに出ることを期待したいところです.
それではいつもの点数レビューを続きの方に書いておきますので,興味のある方はどうぞご覧下さい.
グラフィック 8.1
異世界やキャラクターの描写はよく出来ている.自由に移動できないのが惜しく思えるほど.ARノートに起こる変化も中々インパクトあり.
ストーリー 7.5
零シリーズの名前がついてるだけのものではある.が,ボリューム的にやや不満も.もう少し掘り下げても良かった気がする.
音楽 7.8
音の効果も中々によく出来ている.実際に本体を動かして,音の聞こえ方の変化から位置関係を把握できるくらい,サラウンドが上手く効果を発揮している.
システム 8.5
ARノートをカメラを組み込んだシステムが新鮮で面白い.立体視とARの相乗効果がホラーに向いていることが確認できるほど.
インターフェイス 8.0
カメラ周りの操作はシンプルなものにまとめられていてよかった.一方でARノートを使う以上仕方のないことだが,ノートのとり回しがやや面倒に感じる面もあった.ARノートの使い方自体は色々と驚かされる出来.
イノベーション 8.4
AR機能周りが新鮮な驚きを与えてくれて,多くの点で興味深かった.もう少し工夫して,上手く零本編でも活かしてくれると面白そう.
AR 9.0
このゲームのコンセプトの肝なだけあって「こういう使い方も出来るのか」と感心させられる内容になっていた.立体視を含めて,改めてニンテンドー3DSとホラーとの相性の良さを感じさせる出来になっていたと思う.
総合 7.8
ボリュームが気になる人にはオススメしづらいものの,ARを使った試み,ホラーゲームとしての雰囲気を味わいたい人にはプレーしてみる価値があると思う.
テーマ:3DSゲーム、3DSニュース、3DS情報 - ジャンル:ゲーム










